バリ島でエレファントライド体験
※2026年1月1日付で、インドネシア森林省およびバリ自然資源保護局(BKSDA)の命令により、バリ島全域で象乗り体験(エレファントライド)が全面中止となりました。インドネシア政府の動物福祉向上の観点から禁止されたもので、各施設ではライドに代わり、餌やりや水浴びなど象に負担をかけないプログラムに変更されています。 (私たちが訪れた2025年10月時点でこのような情報は無く、エレファントライドを体験することが可能でした。)

バリ島には象の背中に乗せてもらえる施設がいくつかあります。
子ども達の、「バリ島旅行でやってみたい事」の一つです。
日本ではなかなか出来ないふれあいなので、この機会に体験してきました。
1日カーチャーターで出発
この日は、ウブドでやりたい事を詰め込んだ日程だったのでカーチャーターを頼みました。
おやことりっぷが依頼したのは、バリヤスイツアーさん。
日本語ガイドさんと運転手さんの2人が、1日同行してくれます。
予約の段階でウブドで行きたいところとやりたい事をお伝えして、相談しながら回る順番などを決めて行きました。

車は11人乗りのミニバス車。人数的にはもうひとつコンパクトなタイプでも乗れたのですが。
これが子連れに大正解!
荷物を置いたり車内で遊んだりするにも余裕だったし、疲れたら空いてる席で子どもは横になって眠ったりする事もできました。
ちょっと贅沢かなとは思いましたが、6人で1日中ギューギューで座るよりよっぽど体が楽で楽しく過ごせたので、子連れ旅ではかなりおススメします!
ウブドへの道
朝8時にヴィラまでお迎えに来てくださって、それぞれ自己紹介したあと車に乗り込みます。
社内は広々としていて快適です。
さっそくガイドさんが上手な日本語でバリ島の色々なお話を聞かせてくれます。
バリ島で家を買うのはすごく大変でお金がかかる話。
バリ島ではそれぞれのお家に、大小あれどもお寺を持っている事。
バリ島の小学校は、午前中だけ通う子と午後だけ通う子の2部制。
ヒンドゥー教のお話では、昔日本の教科書にも出てきた話もありました。
興味深い話を聞きながらも、窓の外の異国の風景も楽しみます。
バリ島は高い建物は全然ありません。
空がとても広い印象です。
民家は京都の町家の様に、小さな入り口だけど中へ入ると奥へ奥へ広がっているように見えます。

いつの間にかバリ島の田舎街を走っていて、のどかな田園風景が広がり始めるといよいよウブドに入ったことが分かりました。
メイソンエレファントパーク
出発から2時間半で最初の目的地、MASON ELEPHANT PARKへ到着。

エレファントライド
入り口のチケットブースでエレファントライドコースを選んで支払います。
私たちは大人4人・子ども2人で約6万円でした。
園内に入り緑豊かな小路を歩いていくと、象の姿の神様の石像が。
もうすぐ象に会える期待で気分が盛り上がります。

緑の小路を抜けると、急に視界が広がりたくさんの象たちが!

いきなりこの水場と水着姿のお客さんたちが目に飛び込んできます。
皆さん完全に頭からずぶ濡れで、笑顔で記念写真を撮ったりしている。
え?水着が必要?私たちも濡れる感じ?
「聞いてないよ」と急に慌てましたが、これは別のコース。
象さんと一緒に水に入ってふれあうコースもあるんだそうです。
私たちはこの水場の前を通って、象乗り場のデッキへと向かいます。

乗り場に着くと、3頭の象が待っていてくれました。
それぞれ2人組になってこわごわ象の背中に乗ります。
ゆっくり象が歩き始めると、私たちの座っているイスが大きく左右へ揺れます。
慣れるまでは落ちてしまわないか必死に手すりにつかまりますが、しだいに
やさしい揺れに身を任せて楽しむことができました。

娘曰く、「象さんは揺れているけど、イスはくっついてて初めは怖かった」そうです。
何となく分かるような。
象の揺れとイスの揺れが何となくズレているような、何とも言えない乗り心地でした。
絶滅危惧種のスマトラ象に乗って

動物が大好きな息子は、このスマトラ象がインドネシアのスマトラ島にのみ生息する絶滅危惧種であることもしっかり調べていました。
だからこそ今回のバリ島旅行では絶対に見に行きたいという願いが強く、今回実現してあげることができておやことりっぷも本当に良かったと思っています。
今回この記事を書く前に改めてスマトラ象をふり返ってみようと思った矢先に、バリ島でのエレファントライド全面中止のニュースを知りました。
絶滅危惧種と知りながらもエレファントライドを楽しんでしまった自分を、正直どう受け止めたらいいのか。
自問自答しました。
答えはまだ出ませんが、メイソンエレファントパークの園内は緑と水に溢れ、象たちが安心して過ごせる環境が整っていました。
象の背中から眺めると、スタッフの方々が穏やかにエサの準備や掃除を行う様子が見え、人が象たちを尊重しながら安心して暮らせる空間を作りあげていると感じました。
象の背中からの眺め

メインの施設を出ると森林エリアに入ります。
象の首元に乗った調教師が、日本語でぞうさんを歌ったりして私たちを楽しませてくれます。
象はお互いに距離を取り合いながら、ゆっくり気ままに進んでいるように感じました。
立ち止まったり、前の象にちょっかいを出したり。
象の背中に乗って、こののんびりマイペースな行進をみんなで楽しみました。
象さんは3人も乗せて重くないかな?象さんは優しいね。と子ども達は思って乗っていたそうです。
面白かったのは、前を行く象が歩きながらフンをして、後ろを歩く象はそれを踏まないように脚を運ぶ事。
そんな光景も象に乗って見られる醍醐味だと思います。
象に乗って水場に侵入

ゆっくりしたお散歩の最後に、あの水場に侵入していきます。
最後までドキドキさせられました…。

冷や冷やしたのも束の間。
最後はパークが用意してくれたイベント、水場で3頭並んでの記念撮影でした。
おそらく最後に写真を確認して購入できる所があるのだと思うのですが、残念ながらそれ風の場所が見つけられずに気づいたら退場ゲートを出てしまっていました。
3頭との家族写真が見られなかったのはとても心残りです。
象とのふれあいタイム

楽しいエレファントライドが終わったら、象さんと間近に触れ合える場所へ移動。
ここではエサをあげたり、やさしく触ったりする時間を楽しむことができます。

硬そうに見える植物も、象さんにとっては美味しいごはんなのでしょう。

日本の動物園と違って、象たちがずらりと並んでいる様子は壮観!
順番もあまり気にしなくてよい雰囲気だったので、ゆっくりと触れ合うことができました。

みんな穏やかで優しそうな目をしている。
私たち大人も穏やかな象の姿に癒しをもらいました。
娘も自分よりもとても大きい象なのに怖がらず、こんなに寄り添ってくれて大喜びでした。

これはパークのスタッフさんが撮影してくれた写真です。
合図の言葉をかけてくれると象さんが長い鼻を上げてくれて、ベストショットが撮れました。
エレファントライドを終えて思う事
バリ島においてエレファントライドが全面中止になったと知ってから体験を振り返って思う事。
今回のニュースを知り旅行者としての楽しさと、動物の権利や安全への配慮が必ずしも両立していなかったと痛感しました。
それでも、私たち家族にとってこの象との触れ合いは、単なる観光ではなく、象の生態や自然とのつながりを学ぶ貴重な時間になったと思いたいです。
次またバリ島を訪れる時には、観光の楽しさだけでなく、象の暮らしや保護活動にもおやこで目を向け考えたいと思います。
観光を通して、たとえ入場料という形であっても、象たちが安心して暮らせる環境を守ること。
それをおやこで一緒に考える事が私たちの旅をより深く、意味のあるものにしてくれるはずです。



